「画像に文字や図形を入れたい!」「画像に手描きで表現を加えたい!」、ブログやネット販売、そしてビジネスでのやり取りにおいて、これが簡単にできれば、相手に言いたいことを伝える上で、大きな武器になります。今回はアプリ「Adobe Fresco」を使った、画像への文字の入れ方を初心者にもわかりやすく解説します。
画像に文字入れ、手描きアプリ「Adobe Fresco」無料なのが信じられない
![画像に文字入れ、手描きアプリ「Adobe Fresco」無料なのが信じられない](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/2020-11-18-104642.jpg)
Adobe Fresco は
・iPhone
・iPad
そしてPC用として
・Mac
・Windows
向けに公開されています。
(Android用はありません)
ですが無料で使えるのは
iPhone、iPad用になります。
PC用は、30日間の無料体験の後 1,078 円/月です。
ここでは、
iPadの画面を使って
- 画像に文字や図形を入れる
- ブラシを使った手描き表現
この2点について解説します。
ただ、手描きについては
僕のセンスが極めて低いため
ごく簡単な部分だけに触れます。
尚、Adobe Frescoの手描きについては
Apple Pencil が必ず必要となります。
![](https://www.adobe.com/jp/products/media_19762a181d8f7cdad7fa491acc9917bdedbcba01a.jpeg?width=1200&format=pjpg&optimize=medium)
Adobe Fresco を使った画像への文字入れ、手描き表現方法
Adobe Frersco は一般的にはブラシを使ったペイントアプリとして、世間で扱われていますが、画像への文字入れだけを見ても、かなり高機能で表現の幅も広いアプリになっています。
まず文字入れをする画像をセットします。
Adobe Frescoを起動したら
「+:新規作成」をタップします。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3388.jpg)
「1」から用途を選びます。
・ブログなどWebで使う場合は「デジタル」
・フライヤーなど印刷用に使う場合は「印刷」
それぞれ選びます。
ここでは「デジタル」を選んでいます。
「2」から制作する画像のサイズを選びます。
ここではiPadの大きさに合わせて
「現在の画像サイズ」を選んでいます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3389.jpg)
矢印のボタンをタップすると
向きなどオプション選択ができます。
ここでは元の「横向き」ですすめます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3390.jpg)
何もない状態の作業スペースが表示されます。
ここに先ず画像をセットします。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3391.jpg)
左のツールから画像ボタンをタップして
「写真」タップし、
写真の一覧から選んでセットします。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3392.jpg)
これでセットできました。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3393.jpg)
右上の「完了」をタップして完了です。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3394.jpg)
文字を入れる前に「レイヤー」について
少しだけ解説しておきます。
Adobe Frescoは写真の上に
直接文字や絵を描くのではなく
元になる写真があって
その上に透明のフィルムを置いて
そのフィルムに文字を描いていきます。
その透明フィルムのことを
「レイヤー」と呼びます。
透明フィルム=レイヤーは、
何枚も重ねることができます。
よって、
・1枚目のレイヤーが元になる写真
・2枚目のレイヤーに文字を入れて
・3枚目のレイヤーに図形を描いて
・4枚目のレイヤーに手描きで模様を描く
こういう作業を行います。
なぜこんなことをするのかと言うと
レイヤー別にしておくことで
2枚目のレイヤーの文字を修正しても
1枚目の元画像
3枚目の図形
4枚目の手描き模様
それぞれの作業内容には
一切影響を及ぼさないからです。
初心者には少し難しいかも知れません。
ほんとはもっと複雑なのですが
要は、作業ごとに
新しいレイヤーを作ってやるほうが
文字をけしたら
一緒に図形も消えてしまうことがなく
修正をしやすいという話です。
文字入れを行う前に
レイヤーを操作します。
画面左の□が縦に3つ並んだのが
レイヤーです。
最初は元になる画像が
1番上になっているので
2番目のレイヤーと場所を入れ替えます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3394a.jpg)
方法は、画像のレイヤーを長押しして
2番目のレイヤーの下あたりまで
ドラッグします。
これで位置が入れ替わりました。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3395.jpg)
考え方としては、
□の並びは
透明フィルム=レイヤーの重なり順です。
もし文字が元画像よりも下にあったら
元画像に隠れて文字が見えなくなるので
レイヤーの順序を入れ替えて
上に移動させたというわけです。
ではいよいよ文字を入れますので
画面左のツールから
「T:文字」をタップして
画像上の任意の位置をタップします。
文字入力のボックスが表示されますので、
その文字ボックス内をタップして
自分が入れたい文字を入力します。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3396.jpg)
これで文字入力ができました。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3397.jpg)
次は、文字のレイヤープロパティを使って
文字を装飾します。
1.文字の大きさを調整します。
画面右の
・「1:レイヤー」ボタン
・「2:調整」ボタン
それぞれがONで表示の状態から
・「1」は文字レイヤーを選択
・「2」は文字の大きさを選択します。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3399.jpg)
「2」の文字の大きさをタップすると
調整用のパネルが表示されますので、
「3」で任意の数値を入力します。
または
「4」のダイヤルを
上下に動かすことで調整できます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3400.jpg)
2.フォントを変える
「5」のフォント部分をタップします。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3401.jpg)
フォント一覧が表示されますので
好みのフォントをタップすると
画像上の文字に反映されます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3402a.jpg)
変更したら、
上にある「<」のボタンをタップで
元の調整パネルに戻ります。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3403.jpg)
3.文字の色を変える
最初に画面右にある
「調整」ボタンをタップして
調整用パ成を非表示にして
作業領域を広げておいたほうが
効率的です。
「6」の文字ボタンをタップ
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3405.jpg)
「7」のカラーボタンをタップすると
カラー調整用パネルが表示されます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3406.jpg)
色を決める順は
カラーホイールの
- 円上から色を選んでから
- 四角い中から選ぶ
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3407.jpg)
色が変わりました。
4.文字の位置を変える
文字が選択された状態で
ドラッグして
配置したい場所で
指(Apple Pencil)を離します。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3408.jpg)
まずは、図形用の空のレイヤーを用意します。
「1:+」ボタンをタップして
空の新規レイヤーを作ります。
そのあと、左の
「2:図形」ボタンをタップして
作りたい図形を
・円形
・正方形
・多角形
この3つから選んでタップします。
ここでは、円形を選びました。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3409.jpg)
円形が挿入されました。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3410.jpg)
周囲の●をドラッグすれば
図形の大きさを変えることができ、
指先(Apple Pencil)でドラッグすれば
任意の位置に移動させることができます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3411.jpg)
図形に色を付ける
このままだと、
まだ図形を描いたことにはなっていません。
まずは色を付けます。
「3:カラー」ボタンをタップして
カラーホイールの
円上→四角 の順で
色を選択します。
「4:不透明度」を調整します。
色が決まったら
「5:塗り」をタップします。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3412a.jpg)
特に図形が重なり合っていない場合は
・ベクトル
・ピクセル
どちらを選択しても大丈夫です。
ここでは、ピクセルをタップしました。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3413.jpg)
これで色の塗りができました。
ですが、塗られた円が
文字の上になっているために
文字が目立たなくなっています。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3414.jpg)
図形を描いた一番上のレイヤーを
ドラッグして
すぐ下の文字レイヤーと
並び順を入れ替えます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3414a.jpg)
ここまで出来たら
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3415.jpg)
左のツールボタンを
図形以外のボタンをタップして
切り替えると出来上がりでうs。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3416.jpg)
図形の色の不透明度を変更したい場合、
図形レイヤーを選択した状態で
右の調整ボタンをタップして
不透明度のスラードバーを動かして
調整します。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3417.jpg)
Adobe Frescoは、
お絵かきのためのアプリなのですが、
僕に絵心がないため
この機能については
ごく簡単にだけ解説します。
上手い絵の描き方については
他のサイトを参考「にしてください。
「1:+」をタップして
お絵かき用に
新規レイヤーを作成します。
「2:ブラシ」ボタンを2回タップすると
ブラシの一覧が表示されます。
好みのブラシを選びます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3419.jpg)
ブラシを選択したら
もう一度「ブラシボタン」をタップして
ブラシ選択パネルを閉じて、
一番下の「カラーボタン」をタップします。
円上→四角 の順で色を選びます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3420.jpg)
Apple Pencilで絵を描きます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3421.jpg)
こんな感じで、
描きすすめていきます。
最後にできあがった画像を保存します。
画面上の共有ボタンをタップして
「クイック書き出し」をタップします。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3423.jpg)
一覧から「画像を保存」で
カメラロールに保存されます。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3424.jpg)
Adobe Fresco まとめ
最後に、少しだけ時間かけて手描きも入れて仕上げてみました。
![Adobe Fresco](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/IMG_3387.jpg)
手描き機能については、高機能すぎて僕には使い切れそうにありませんが、これまで使ってきたような「画像への文字入れ」アプリの中では、もっとも豊かな表現ができるアプリであると思われます。
これまで紹介してきた「画像への文字入れ」アプリの、特徴と解説ページです。
Phonto 文字○、図形✕、手描き✕
文字入れは最高に使いやすく、初心者にも向いています。
![](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/08/marek-levak-Rz3CmJpcLew-unsplashb-530x354.jpg)
PicsArt 文字○、図形✕、手描き○
文字への表現が豊かで、その操作性も良いです。
![](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/marek-levak-Rz3CmJpcLew-unsplashd-530x354.jpg)
Annotable 文字○、図形○、手描き○
無料で使えますが、有料にしても良いぐらいのアプリです。
図形で矢印が使えるのがありがたい。
![](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/marek-levak-Rz3CmJpcLew-unsplashg-530x354.jpg)
Skitch 文字○、図形○、手描き✕
もっとも簡単に、文字・図形を入れることができます。
![](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/marek-levak-Rz3CmJpcLew-unsplashe-530x354.jpg)
メディバンペイント 文字○、図形○、手描き○
もともとはアニメを描くアプリ。非常に多機能なのですが、課金しないと制限は多めです。
![](https://www.8270chihaya.net/wp-content/uploads/2020/11/marek-levak-Rz3CmJpcLew-unsplashf-530x354.jpg)
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