「女性モデルさんの撮影講座やるから、おいでよ。」
変な名前の写真家 森星象は、いつもこうやって気軽に誘ってきます。とりあえず「仕事が片付いてたら行くわ。」と返事。ホントに仕事がおしててヤバかったので仕方のない返事だったのですが、前日夜に気合い入れて仕事片付けて行ってきました。
モデル撮影とはいっても、ぼくが撮るのではなく、受講生さんが撮っているのを講座も含めて取材するのが目的です。
ちゃんとしたスタジオ、そしてプロのモデルさん。。。
この段階でほんとは関係ないぼくですが緊張気味です。若い女性がどうもむかしから苦手。オバチャンなら平気なんですが。
ポートレート撮影講座開始!
こういうモデルさん使った撮影は「ポートレート」と言うらしい。
「人物撮影」でええやんけ、と思ってしまいましたが、口には出しませんでした。完全にオヤジギャグですから、熱心な場の雰囲気が壊れてしまいます。
変な名前の写真家 森星象くんは、女性写真が大好きなのか、いつもよりニコニコ顔でした。
それでも教えるときは、いつもより相当気合が入っていました。
女性が好きなんじゃなくて、現場が好きなようです。
いつもの座ったままの講座以上にイキイキしてる「変な名前の写真家 森星象」。
モデルさん、森くん、受講生さん二人、みなさんかなり楽しそうで、会話も弾みます。そして疑問が生まれれば遠慮なく質問、そして毎回完璧に答える「変な名前の写真家 森星象」。
撮影と撮影のあいだには、かならずレジュメを使った解説をします。
ストロボを使った光の当て方をキチンと学ぶことで、モデルさんの良さを最高に引き出すことができます。昔の写真ですが、オードリー・ヘップバーンの写真のライティングの凄さも解説していました。
カメラ上部に取り付けるストロボについても詳しく解説。
光の大切さがヒシヒシと伝わってきます。しかし、森くんのストロボはデカイ。ぼくのとは同じストロボでも大違い。さすがプロカメラマンです。
さあ、いよいよ本格的に撮影開始です。
ストロボを傘の内側に反射させてモデルさんを照らす方法。直接ストロボの光が当たるのと違って、やわらかい光にモデルさんが包まれる感じになります。(モデルさん、超プロなのですが顔にモザイクなしでOKとの許可いただきましたので公開)
さあ、受講生さんが撮ります!
森くんが、レフ板役。平常心でカメラのファインダーを覗けること自体が凄い。ぼくならきっと「早く終わらないかなあ・・・」と思い続けてます。そのぐらい人間を撮るのって苦手。いや苦手と言う前に、殆ど撮ったことがない。
赤バックに変更。
最初は「変な名前の写真家 森星象」がお手本。いつもは講座で喋ってる姿しか見ていませんが、こうやってカメラ持ってるとプロの雰囲気が伝わってきます。モデルさんも凄い!
次は受講生さんの番。
かわいく、おとなっぽく撮る方法を伝授しています。なかなかこのあたりは、いつもの「どんだけ~!」ってぐらいのド親切だけではない森くんの厳しさが加わっています。
これぞポートレート講座!この現場の雰囲気!
上達しない理由が見当たりません!横で見てるぼくも、テンションがあがってきます。
撮影する受講生さん交代。
この女の子は単焦点レンズだったので、壁までさがって撮影していました。でも本気・マジメな姿勢は素晴らしい。森くんも充実感たっぷりの表情です。
撮影していない時は、レフ板の補助役をします。
このレフ板って、ただ持ってるだけじゃなくてなかなか難しい。この時間も良い勉強になります。
撮り終わったら、写真をちゃんとモデルさんに見てもらいます。
「コレ大好き~!」「かわいく撮ってくれてありがとう!」なんて言葉をもらって、最高の喜びの瞬間です。
終わってみて
ひとつ今回の撮影講座で感じたことがあります。
それは、人に喜んでもらうことが何より第一だということです。
これはビジネスも同じだと思っています。誰も喜ばないところには、幸せという芽はでません。自分自身が喜ぶことも大事ですが、それは誰かが喜んでくれて「ありがとう」に繋がったときに、はじめて自分の喜びがあるのであって、自分の喜びや幸せが最優先ではないのです。
今回の受講生さん二人も、撮っているときの楽しさや喜びに、撮った写真を見たモデルさんの喜びや感謝が重なって、その喜びと幸せが何十倍にも大きくなったことを感じられたと思います。大切な人が喜ぶ姿を想像して懸命に取り組む、これが大きな成果、幸せを生み出します。
あと、余談ですが・・・・・
とにかくモデルさん、キレイだった。
まあそれはプロだからというか、キレイだからプロのモデルが出来ているということでもあると思う。
ただ、結婚して30年以上経つが、うちの嫁さんもこのぐらいの笑顔で「おかえりなさ~い」って一回だけでも言ってくれへんかなあ・・・・・
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