森くんのカメラ教室、
たぶん7年とか続いていると思うのですが
これまでに教えてきた受講生の数が
なんと1,000人以上もいます。
「のべ」ではなく
1課程3回とかの講座を
ちゃんと受講して卒業した人数です。
これは正直、すごいと思うのです。
ぼくが取材で講座を見させてもらう時も
その人気がそのまま反映されてて
いつも満席という人気ぶりでした。
そこまで親切でなくてもいいのに・・・
ぼくは人に教えるのが、得意ではありません。
それはどうしても、「知ってる」目線が入ってしまうせいなのか、
知らない人のためのセミナーなのに
途中で面倒くさくなって
「あとは自分で考えてください。」
こうなってしまうのです。
これが、ぼくが講師という仕事に向いていない原因だと思います。なので頼まれても、基本ぜんぶお断りしています。
ところが森くんは、
まったく違います。
カメラ講座の途中で
「先生、絞りってどこで変えるんですか?」
ぼくだったら、
「自分のカメラやろ、調べてわかってから来てくださいよ。」なんて言ってしまうところを、
「あっ、ちょっと待ってね。カメラ見せてくれる。これキヤノンだから、このボタンを押すと変えられるよ。」
「先生、ありがとうございます。」
「いえいえ、わからなかったら何でも直ぐに訊いてくださいね。」
どんだけ親切やねん。
「絞り」さえわからないような受講生でも
ぼくよりかなり上等のカメラを持参されてて、趣味にはみんなお金かけるんだと認識しました。
あと、こういうセミナーって、けっこう若い人の場所って感じがしないでもなく、むかし神戸の写真教室に申し込む前には、電話して「50歳ですが、行ってもいいですか?」なんて問い合わせしました。
ところが、森くんのセミナーは、けっこう年齢がバラバラ。
20歳前半の人もいますし、見た感じで、ぼくよりも年上の人も何人も受講されています。これがまた、セミナーが初級から中級、上級と進んでも同じで、和気あいあいと、皆さん仲良く受講されています。
すぐ上の写真は、天王寺「あべのハルカス」内のフリースペースです。近鉄百貨店の店内なので、お買い物のお客さんがすぐ横を歩いていますし、その気になれば、セミナーの話なら聞けるような開いた場所です。
ここが森くんにとって、最も多くの受講者の集まる場所で、みっちり2時間、終わってからも個別の質問に答えるなどやっぱり「どこまで親切やねん!」とツッコミたくなるぐらいド親切です。でも、これがあるから、どんどん受講希望者が増えるんだと思います。
ぼくには到底できません。。。
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